認定看護師活動

摂食・嚥下障害看護認定看護師

吉田良子2009年取得

認定看護師を取得した理由

脳外科病棟に勤務していて、脳卒中の発症後に上手に食べる事が出来ない患者様を見て「どうしてなんだろう?どうしたらもっと良くなるんだろう?」と思っていた時に、この分野があることを知り勉強してみようと思ったからです。

取得前後での変化

看護師として思考過程を改めて学ぶことで、患者様に起きている問題に今まで気付くことが出来なかったことが、気付けるようになってきたように思います。

認定看護師の知識を活かせたエピソード

「食べること」は生きるために必要な人間の基本的欲求や動作があって出来ることです。診療の補助や日常生活動作の援助を行う看護師は勿論のこと、身体機能の維持向上についての専門であるリハビリ科のスタッフや食事を提供してくれる栄養科の皆さんと一つの食事について「あーでもない、こーでもない」と相談して安全な食事が提供出来ていることです。

看護学生へのメッセージ

食べることは生(活)きることにつながります。そんな視点を持って看護することは楽しいですよ!

緩和ケア認定看護師

岩下真澄2017年取得

認定看護師を取得した理由

私は急性期を兼ねた外科の一般病棟で、診断期から治療期の段階を経て、再発・終末期に至る患者様とご家族に携わってきました。患者様やご家族にとって、質の高い看護を提供していきたい。その思いから、一般病棟でできる緩和ケアについて、スタッフと共有しながら、深く関わりたいと考えました。そこで、根本から緩和ケアについての学びを深めたいと思ったことが、認定看護師を目指した理由です。

取得前後での変化

緩和ケア認定看護師になり、最も変化したのは「価値観」です。私は、自分の思いや考えに焦点をあてた関わりをしてしまう傾向がありました。看護師は表に立つだけの存在でなく、その人らしく生きることを支えていく為に、黒衣的存在に撤することが大切であることを学びました。また、教育に関しても、以前はこちらから一方的に伝える教え方だったのですが、今はスタッフと共有し合いながら検討を重ねていくことができるようになりました。

認定看護師の知識を活かせたエピソード

緩和ケアは、がんと診断された時期からケアの介入が必要とされています。診断期から治療期の段階を経て、再発・終末期に携わる一般病棟だからこそ、緩和ケアの提供が求められていると考えます。また、現在がん患者様のほとんどは一般病棟で最後を迎えていることから、一般病棟での緩和ケアの実践が重要な意味を持つと考えます。スタッフは日々、「患者様やご家族の苦痛症状に対し、どう関わっていったら良いのか」「自分達の行なっているケアで良いのだろうか」といった悩みを抱えています。私達にできる緩和ケアを模索しながらではありますが、「最後まで新川橋病院で看て貰いたい」とおっしゃって下さる患者様やご家族の意向に少しでも寄り添えるよう、医師・看護師・薬剤師・地域医療連携部等の多職種が連携し合い、チーム一丸となって取り組んでいます。

看護学生へのメッセージ

当看護部は、地域の中核病院として、地域の皆様に質の高い医療と信頼される看護を基本理念に、その人にとってのケアが提供できるよう日々取り組んでいます。これからもスタッフ全員で力を合わせ、患者様やご家族が「新川橋病院に来て良かった」と、感じて頂ける病院づくりを目指していきたいと考えています。

感染管理認定看護師

H.E2017年取得

認定看護師を取得した理由

感染対策に関する情報は、世の中に沢山あります。沢山あるものから、何をどのように判断して実践すべきなのかが『分からない』と、悩んでいました。
自身の『分からない』ことをそのままにしたくなかったこと。同じような『分からない』状態で悩む人の手助けをしたいと思ったことが感染管理認定看護師を目指したきっかけです。

取得前後での変化

多くの感染対策の中から、優先度や根拠を踏まえて感染対策が実践できるようになり、改めてこの仕事を楽しく感じるようになりました。一方で、今まで関わりが少なかった職種との連携も増え、多職種連携の重要性や難しさを感じています。全てのスタッフと協力して、患者様が安心して医療が受けられるように、安全な治療環境の整備に努めていきたいと考えています。

認定看護師の知識を活かせたエピソード

病院には患者様とともに、多くのスタッフがいます。感染管理認定看護師は、患者様はもちろん病院で働くスタッフも含めて、病院に出入りする全ての人を感染症から守るために感染対策を実践しています。しかし、感染症は『見えない』ため、感染対策の遵守が困難であり、効果も実感しにくいものです。『見えない』を『見える』ようにすることが感染管理認定看護師の専門性です。
感染対策上の情報を数値化し、スタッフに分かりやすく伝えることで、現場での感染対策が向上したときは、学んできてよかったと思いました。

看護学生へのメッセージ

感染対策の向上には、正しい技術や知識の習得すること。それを実践し、習慣化することが重要です。皆さんも意識して取り組んでみてください。
看護師の業務は多岐に渡るため、ジェネラリストにならなければならないと、悩むことも多いと思います。沢山の課題に悩んでしまったら、勇気を出して何か1つ、スペシャリストになることを目指してみて下さい。『一道は万芸に通ず。』何かひとつのことに熟達すれば、他のことにも応用が利き上手くできるようになるのではないでしょうか。
認定看護師への道のりは大変なことも多いですが、得られたものは計り知れないほど貴重なものです。『患者さまのためになりたい。』という気持ちは同じです。目の前の課題にとらわれることなく、大志を抱いて共に頑張りましょう。

糖尿病看護認定看護師

川島幸美2016年取得

認定看護師を取得した理由

日本糖尿病療養指導士を取得し、外来で療養指導を担当していましたが、自分が行っている療養支援は適切なのかという疑問を感じていました。また、糖尿病ケアサポート委員会の活動を通して、委員会活動を活性化するために、自分に何かできることがないかと考えていました。より質の高い糖尿病療養支援の提供のために、自らスキルアップが必要なのではないかと思い、認定看護師に挑戦しました。

取得前後での変化

取得前は、糖尿病療養がうまくいってほしいという思いから、良いと思う色々な情報を患者様に伝えていました。
取得後は、患者様の生活背景を知り、共に糖尿病療養について考えて行くこと。患者様の大事にしていること、糖尿病への思いを大切にし、日常生活の質を維持しながら糖尿病療養できるよう支援していきたいという思いに変わりました。

認定看護師の知識を活かせたエピソード

フットケア外来で担当している下肢切断歴のある患者様が、小さな傷を作ってこられた時に、「自分は傷があっても気付かないよね。眼も見えにくいし、しょうがないね。」と話された事がありました。患者様は毎日、下肢を清潔に保つこと、血糖値を悪くしないように努力しており、「(奥様と)一緒に朝、散歩してるんだ。足が悪くなったら一緒に歩けなくなっちゃうから悪くならないようにしないとね。足、大事だよね。」という足への思いを聴きました。足の観察の仕方、普段の生活の中で注意することを一緒に考え、ご家族にも協力をお願いしました。現在も傷を作らない様、ケアを継続し、日課の散歩をしています。患者様の足への思いを聴く事ができ、関われたことが、取得して良かったと感じました。

看護学生へのメッセージ

糖尿病治療は、患者様の生活に合わせた療養方法を選択していくこと、治療継続するためのサポート、長期間に渡る支援をきめ細やかにしていきます。
糖尿病看護は、患者様の思いを大切にしながら、身体的、社会的、そして精神的にも健やかで、その人らしい生活を送るためのケアをしていきます。ぜひ、一緒に頑張りましょう!